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大賀式 柔術上達論: (見えない構造を解き明かす)レビュー

  • 内容が素晴らしすぎです!柔術初心者や上級者全ての方が必読だと思いました!
  • すごく勉強になる。柔術の本質がある気がする
  • 現在、柔術のテクニックは動画配信が中心で、書籍の販売は殆ど行われていない。いまさら書籍?という気持ちもあったが、購入して読んでみたところ、書籍ならではの良さがあって非常に役に立ちました。動画配信だと「Xガード」「ベリンボロ」など、各技術のテクニック解説が中心となりますが、この本では「そのなぜ技術がその場面で必要なのか」「どうやってその技術へ繋ぐのか」といった動画の不得意領域部分を文字でフォローしてくれているので、これまで見えなかった部分がスっと頭に入ってきます。QRコードで主なテクニックに動画が付いているのも良いです。柔術初中級者~上級者の方にお勧めです。
  • 「寝技の学校」シリーズの時より、「なぜそうすべきなのか」を解説する著者のスタイルは、新しく、かつ非常に好評であったと思います。今回、処女作から 10 年を経てブラッシュアップされた著者の寝技研究の成果が、「最短で上達するには」という命題に答える形でまとめ上げられたことにより、「なぜそう考えるべきなのか」から始まる、最も効率の良い上達の方法論を、一貫したストーリーをもって学ぶことができます。480 ページに及ぶ大ボリュームですが、文字は大きめで読みやすく、写真とイラストがふんだんに使われているため、非常に読みやすい体裁となっています。なにより、常に「なぜ」から始まり、それに答える形で内容が進むため、文章に論理性があり、とても読みやすく書かれています。例えば、本書では、寝技の初学者に対し、まずは極められる寸前の最終防衛ラインで防御する方法から覚えるよう勧めていますが、こういった既存の教則にない、画期的な方法論についても、なぜその順番で学ぶ方が効率が良いのか、各々の状況に与えられる選択肢の量という観点で、先んじて図式化して解説してあり、その方法論の意義を完全に理解した上で実践に臨むことができます。また、これまで経験的にしか語られていなかった寝技におけるセオリーを、アーチ構造や、生理学における等尺性収縮などを用いて科学的に解説していたり、言語化しづらい寝技の言語化にあたって、新しい用語を多数取り入れたりしており、学術書としても歴史的価値があります。例を挙げるなら、XYZ 軸方向への身体の動きを表した、ローリング、ピッチング、ヨーイングなどの用語は、非常に的確な訳語であるため、今後の寝技競技の発展のためにも、本書から一般に定着してほしいと願います。これほど寝技の技術がオープンとなった時代に、その寝技の技術の分析と研究に、著者ほど心血を注いだ人間はいないと思われますので、本書を超える寝技の教本が現れるとしたら、本書の内容を元に、その内容を発展させたものになるでしょう。そういった意味でも、寝技初学者に限らず、全ての寝技練習者に一読を勧める歴史的一冊です。
  • 柔術を始めて4か月くらいの初心者が読んでみてのレビューです。結論から言ってとてもいいと思います。色々な技の手順を並べた本はいくつかありますが、現段階だと何に重点を置いて覚えていったらいいのか、やる事の全体像が膨大過ぎて分からずまだ活かせません。その点この本は防御面を重視してこういった段階を踏んでいくようにという事が説明されていて、勿論それに付随して具体的なテクニックも豊富に掲載されています。なので今はこれをテーマに練習したらいいのかな?というのがイメージしやすい作りに感じました。まだスパーが弱かったり何をしたらいいか迷う事が多い中で現実的にやれる事を説明していて自分にはこの本だと思いました。
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のん@柔術クラブののんです。非公式ブログですwww 自由に楽しんで書いていきますのでよろしくお願いいたします。